当たり前の重み

え、うそ…なんで…
11月24日ベストアーティスト2015。バイトが終わっていつものようにJUMPはかわいかったかな?ジャニーズはどうだったのかな?とTwitter開いてにやにやしようと思ったら荒れていた。「田口脱退」その文字が目に付いて離れなかった。

デビューが全てでないことは分かってる。デビューは終わりではなく始まりであることも。でも、心のどこかでデビューしたら、大好きなメンバーと一緒にずっと笑っていてくれる「当たり前」を手に入れられるのだと思っていた。
アイドルはあくまでも仕事。他のアーティストが卒業方式を取っていたり、意見の食い違いで解散したりしていることを考えたら、決しておかしいことではないんだろうけど…この卒業方式がないジャニーズを愛している私としては、当たり前が当たり前ではないという現実を突きつけられて、涙が止まらなくなった。とっくに心のどこかで理解していたはずなのに…
以前メンバーが脱退したとき彼らは本音で話し合う機会が少なかったのかもしれないと言っていた。今回はたくさん話し合ったけど大きな隔たりがあった、話し合っても気持ちが変わらなかった…と。たくさん後悔して学んできた、それを生かした今回がこの結果だった。
抜ける側が沢山苦しんで悩んで、残った側も同じだけ苦しんで悩む。抜ける側にはもちろん残された側の気持ちは分からない。その両方の気持ちを誰よりも分かっている田口くんがこういう決断をしたのだから、誰よりも悩んで苦しんで出した軽い気持ちじゃないことだけは分かりすぎるからこそ、何があったの?という明確な理由がほしくなってしまう。

KAT-TUNを担当にしている訳ではないためすべてはしらないが、私が今まで見てきた田口くんはいつもKAT-TUNを愛してて笑顔だった。ファンに見せてくれる笑顔や言動が嘘ではなかったと信じてる。

決意を述べて何かが吹っ切れたかのようにDead or Aliveを踊る田口くんは悲しいくらい美しくてかっこよかった。「引き抜かれたCARDはもう戻らない」歌詞が胸にしみた。この曲に込められたメッセージはまだ読み取りたくない…

アイドルとしての人生を、グループにいてほしいなんて縛り付けたくなるのはヲタクのエゴなのかもしれない。でも…って言いたくなるのもまたヲタクなのだけど。
今は自分自身なんて言っていいのか分からないけど今自分の目に映る現状を噛み締めながら進んでいきたいと思う。
輝く光を見つめながら